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通信~第72号【役員会からのお知らせ】他

  • サービスネット 北広島介護サービス連絡協議会
  • 5月29日
  • 読了時間: 5分

「上手な仕事?下手な仕事?」


 写真家の幡野広志さんという方がいます。現在は40代前半ですが、2017年に多発性骨髄腫を発症し余命を告げられています。写真を撮影するお仕事の他に、お悩み相談に関する本(『なんで僕に聞くんだろう。』幻冬舎/2020年)や、子育てに関する本(『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』PHP研究所/2018年)、写真に関する本(『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』、ポプラ社、2023年)を書いています。SNSでの発信も積極的に行っていて、インターネットで検索をすれば すぐに出てくると思います。ご本人との面識や関わりは一切ないですが、ときおりSNS上に登場する息子さんの成長を勝手に楽しみにして拝見しています。

 本の紹介のようになってしまいましたが、幡野さんは、写真を撮影するにあたって大事な事は、機材や技術ではなくて、撮る人と撮られる人とのコミュニケーションや関係性が重要と言っています。巷に出回っている写真の本は、その多くが、カメラの設定がどうとか、被写体の位置がどうとか、「映える(ばえる)」写真を撮るにはこう設定したら良いなどといった内容になっています。

  でも、本に書いている通りに設定しても、なかなか上手くいかず、設定も面倒で結局撮影することをやめてしまう事も多いようです。写真を撮影されたくない人を無理に撮影しようとすると、当然嫌がられますし、思ったように取れなくて、試行錯誤しているうちに、険悪な雰囲気になっていく事もあるとか。

  幡野さんは写真の事について言っていますが、何だか私たちが普段行っていることにも当てはまるなと思って、(本は買ってないんですが)読んでみたいと思っています。 サービスを提供する側と、サービスを受ける側の関係性が形になっていき、そのコミュニケーションのやり取りを積み重ねていく事が、日々の実践となっていくのだと思い ます。

  人材不足が叫ばれている福祉・介護業界で、業務は細分化、マニュアル化、機械化 (ICT化)され、業務改善がどんどん進んでいます。こんな時だからこそ、出発点に戻り、人と人がコミュニケーションを重ねて、それを形にしていくサービス提供が出来るなら、私たちの実践は「へた(かもしれないけど)いい仕事」になるような気がして います。 (広報部会Y)





★☆ 役員会からのお知らせ ★☆


 号外205号メールで開催案内しておりましたシンポジウムの詳細が決定しましたのでご連絡いたします。申し込みなどに関する詳細は下記でご確認ください。

  市内の介護サービス事業所においても同様に人材は不足しており、常に職員募集を行い、一部の事業所は外国人労働者を雇用している現状があります。厳しい人材不足のなか、会員事業所の皆さまにおかれましては介護サービスの質の向上と安定した介護サービスを提供していただいておりますことに感謝申し上げます。

 今後、北広島市においてもデイサービスが通えない、いつもの訪問介護が受けられないという市民が出てくるかもしれません。

  この危機を乗り越え、これからも市民の皆さまに安定した介護サービスを提供するために、市民、介護保険事業者、行政等が現状を把握・共有し、誰もが安心に暮らすことができるまちづくりについて考えることを目的に、下記シンポジウムを開催いたしますので是非ご参加ください。また、市民の皆さまにも開催案内をお願いいたします。


【介護サービス連絡協議会シンポジウム(概要)】


名称: 「介護保険事業の行方 ~介護サービスが利用できなくなるとき~」

日時: 6月26日(木) 午後1時30分~4時30分

場所: 芸術文化ホール 1階 花ホール 対象: 地域住民、サービス利用者と家族、介護保険事業者ほか 内容: 講演1-テーマ「介護崩壊という言葉が現実になる前に」

        講師-波潟幸敏氏(社会福祉法人さつき会常務理事)

    講演2-テーマ「これらか介護保険をどうしていくか」

        講師-大竹雄二氏(厚生労働省介護保険計画課長)

シンポジウム

  コーディネーター-五十嵐智嘉子氏(北海道総合研究調査会 HIT 理事長)

  シ ン ポ ジ ス ト-高田典共氏(北広島団地在住)

           竹内真一氏(北海道認知症のひとを支える家族の会)

           奥山 衛氏(北広島保健福祉部長)

           田邊優子氏(北広島市介護サービス連絡協議会会長)


その他: 会場の駐車場には限りありますので、有料駐車場の利用またはバス等を 利用してお越しください。




★☆ 地域部会のお知らせ ★☆



 今回の担当は、ひがし高齢者支援センターです。当センターの担当地区内では、現在2か所の認知症カフェが開催されており、その特徴と開催時の様子などを紹介させていただきます。興味のある方はご参加ください。


○ふぁみり~おれんじカフェ(毎月第1金曜日10:00~12:00 富ケ岡会館)

・毎月、認知症に関する講話やワークショップ実施されており、認知症に関しての正しい理解を深   めていくことができるカフェです。

・町内会の協力もあってか主な参加者は会場のある新富町の方が9割以上となり、ご近所さんとの   久しぶりの再会に会話が弾む場面も見られ、とてもアットホームな雰 囲気となっています。勿    論、新富町以外の方の参加も大歓迎。「LA・PAN」とい うパン屋さんの移動販売も「クリー   ミーでおいしい」と好評です。


○みんなのカフェ(毎月第2土曜日10:00~12:00 生活クラブ館)

・一昨年4月より、美沢の生活クラブ館にて開催。運営に子育て支援ワーカーズほっ とまむも参加   しているので子供や子育て世代の参加(特にクリスマスや夏祭りなど のイベント時)もあり多世   代交流の場にもなっています。

・参加者はテーブルを囲んでおしゃべりをしたり、ゲームをしたりしてそれぞれのペ ースで楽しんで いる様子が見られます。「あぐり」のパンや「就労支援センターべべ るい」で作った夏野菜の販売 なども参加者の楽しみの一つになっています。


*どちらの認知症カフェも専門職が常駐しており、認知症を始め介護、健康等に関する相談を気軽に できる場となっております。対象となれる方がおりましたら、案内チラシを添付しておりますので ご案内よろしくお願いします。


*専門職の方の参加も大歓迎ですので是非見学に来てください!








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