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通信~第75号【公開講座のお知らせ】他

  • 1月30日
  • 読了時間: 13分

更新日:1月31日

「新年に寄せて」


 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

  連日の厳しい寒波と積雪による除雪作業でみなさまかなり疲弊していることではないでしょうか。道路の排雪作業もなかなか追いつかず、送迎車等の運行にも苦労されていることと察します。加えて真冬の選挙が実施され、社会の動向にも大きな変動がありそうです。

  さて、超高齢社会は着々と進み、2030年には国民の約3人に1人が後期高齢者になると推計されています。次年度には介護保険制度の改正が控え、持続可能な制度とするためのさまざまな改革が審議されています。さらなるICT機器の活用による効率化や経営の協働化・大規模化が提唱されていますが、実際には円滑に対応できる事業者ばかりではありません。

  報道によると、全国の介護事業者の休廃業・解散は4年連続で過去最多を更新したとあり、特に訪問介護事業が465件と最も多くなっています。慢性的な人手不足に加え、物価高に伴う運営コスト上昇が直撃し、北広島市においても必要なサービスがなかなか行き届かない状況があります。今後は市民の力や社会資源を活用し、お互いに支えあう仕組みも広げていかなければならないでしょう。

  課題はたくさんありますが、わたしたち事業者はお互いの知見と情報を共有し、すべての高齢者が住み慣れた地域で、自分らしく尊厳をもって暮らし続けることができるよう、それぞれの役割を担っていきたいと考えます。北広島には「サービスネットがあるから安心」と言われることを目指し、活動していきたいものです。

  最後になりましたが、本年がみなさまにとって、健康でより良い年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

北広島市介護サービス連絡協議会会長 田辺優子




★☆ 公開講座のお知らせ ★☆


今年度も「医療と介護の連携研修会」を下記日程にて開催いたしますので会員事業所の皆さま、是非ご参加ください。


◆日 時: 令和8年2月26日(水) 18:30~20:00

◆場 所: 芸術文化ホール 活動室1・2(中央6丁目2-1)

◆テ ー マ:「介護職員が知っておきたい薬の知識」

◆講 師: region 株式会社 リジョン薬局 薬剤師 橋場 剛 氏

◆申込方法: 2月19日(木)までに、下記申込ボタン、

       またはFAX(参加申込書)にて申し込んでください。




★☆ 地域部会のお知らせ ★☆


  リエイブルメントで「できる」を取り戻す!

 今回、にし高齢者支援センターからは、リエイブルメントサービスを利用し、いきいきとした生活を取り戻された3名の方をご紹介します。

  リエイブルメントとは、「再びできるようになる」ことを意味します。

  高齢や病気、ケガなどによって日常生活が難しくなったとき、早い段階から介護サービスの継続利用を検討される方も多いと思います。

  しかし、リエイブルメントは「できなくなったこと」を補うのではなく、「もう一度できるようになる」ことを目指すサービスです。

  短期集中型の予防サービスを積極的に活用し、ご本人の目標に寄り添いながら支 援を行います。


▼リエイブルメントについて

わかりやすい解説サイト https://www.reablement.jp/


Aさんの場合

 目標は「映画館に行って、映画『国宝』を観たい」です。

 週1回、フィールドクルーズの大野大地理学療法士(PT)が訪問し、運動方法の 助言や体力測定を行いました。また、映画館までの交通手段についても、ご本人と一緒に確認しました。

 Aさんは毎日自主トレーニングを行い、実施できた日はカレンダーに〇をつけるなど、意欲的に取り組まれていました。

  (1ヶ月後)バスに乗り、近くのスーパーまで一人で外出できるようになりました。

  (2ヶ月後)バスや地下鉄の乗り継ぎ方法を PT と一緒に確認し、映画館までの歩行

        能力も評価。「行ける力がある」ことを確認できました。

 (3ヶ月後)見事、映画館へ足を運び、念願だった映画鑑賞を実現されました。


Bさんの場合

  昨年、腰椎圧迫骨折を3度経験されたBさん。骨折自体は完治していましたが「どこまで体を動かしてよいのかわからない」、「動かしすぎると、また骨折するのではないか」という不安を抱え、リエイブルメントにつながりました。

  目標は、「骨折への不安を払拭し、夫と一緒に地域活動に参加すること」でした。

  訪問看護ステーションあしすとの井脇佳則理学療法士(PT)が訪問。椅子からの立ち上がりや歩行動作を確認すると、背筋に頼った動きが目立っていることがわかりました。そこで、体の使い方や腹筋を意識した動作について助言。

  また、「長く歩くとすねやふくらはぎが疲れる」という訴えに対し、外靴の裏を確認して歩き方の癖を見抜き、具体的なアドバイスを行う姿が印象的でした。

  Bさんは助言をもとに、毎日自主訓練を実施。チェックシートには、運動中や日常生活で気づいたことを丁寧に記録し、非常に前向きに取り組まれていました。

  令和8年1月で利用開始から3か月。立ち上がりや歩行動作は安定し、スムーズに動けるようになりました。

「ちょっとしたことを教えてもらっただけで、見える世界が変わった」と、自信に満ちた表情でお話しされていました。


Cさんの場合

  昨年8月に転倒し、第1胸椎圧迫骨折で3週間入院されたCさん。コルセットを着用して自宅に戻られましたが、筋力低下への不安が強く、リハビリの相談がありました。そこでリエイブルメント事業を紹介し、利用につながりました。

   目標は、「以前のように旅行に行き、趣味のサークルにも通いたい」というものでした。札幌美しが丘脳神経外科病院の中村拓雄理学療法士(PT)から自主トレーニングのメニューを受け取り、毎日欠かさず実施。週1回の訪問では、歩行状態や自主トレの内容を確認しながら、ご本人の思いや希望を取り入れて内容を調整していきました。

  (1ヶ月目)一人で歩くことへの不安が強くありましたが、課題を一つずつ乗り越える中で、

        少しずつ自信がついていきました。

  (2ヶ月目)コルセットが外れ、注意点について助言を受けました。また、骨粗しょう症の

        治療や睡眠薬への不安もありましたが、相談を通してご自身で判断し、

        治療を開始されています。

  (3ヶ月目)冬道歩行への不安が出てきたため、「にし散歩」を紹介。身体面だけでなく、

        気持ちの面でも安心して相談できる体制が、継続した意欲につながっています。

        3か月間で歩行状態は目に見えて改善し、不安を一人で抱え込まないことが、

        大きな支えとなっているケースでした。

  (おわりに)このように、リエイブルメントを利用された方々が、再びお元気になっていく姿

        を間近で拝見できることは、私たち職員にとって大きな喜びです。

       「できるようになる」喜びを共に分かち合えることが、日々の仕事のモチベーション

        向上にもつながっています。




★☆ 社会福祉協議会からのお知らせ ★☆


・カレンダー等リサイクル市の報告について


  第74号定期メールにて、介護保険事業所の皆さまに不要な2026年のカレンダー等の提供を呼び掛けたところたくさんの壁掛けカレンダー等をご提供いただきありがとうございました。

  12月27日に、星槎道都大学ボランティア研究部がカレンダー等を市民の皆様に販売し

52,100円の売上がありました。売上金は当社会福祉協議会に寄付していただき、市内の地域福祉活動に活用します。

 今後ともよろしくお願いいたします。


【社会福祉協議会 TEL:011-372-1698】




★☆ 公開講座の感想 ★☆


会員事業所職員-同世代交流会(11月6日開催)

研修委員会 阿部匡秀


 ふれあい学習センター夢プラザ活動室で、市内の研修では類を見ない研修会を行いました。その名を「同世代交流会」。

  近年、生産人口の減少や若い人の介護離れが言われている中でも、市内の事業所では貴重な若い世代が働いています。若い世代が同じ事業所の中で、同世代と言われる人との関わりが少なくなっている現状があります。

 そこで、市内の事業所で勤めている若い世代を中心に、仲間づくりをキーワードに今回の交流会を企画しました。職場ではなかなか話せない仕事の悩みや経験してきたことなど、グループワークを通して共有することができました。

  以下、参加者からの感想です。

・普段、同じ年代の方々と交流する機会がなく、市内にこれだけ若手職員がいてそれぞれ違う

  立場であっても日々悩んだり、苦労しながら仕事に励んでいる姿を見聞きすることができて

良かったです。

・同じ悩み、違う悩み。さまざまなことを聞けて解決も大事ですが言葉にして吐くことも大事で

  心もスッキリしました。

・他の事業所の職員と話すことが出来て、話でしか聞いたこと無かった施設との距離感が縮まった

  気がしました。

・この介護、合っているのかな?職員人数、業務負担的にしょうがないのかな。でも、長く続いて

  いる方々はいて、私って向いてないのかな?と話す方に対して、別の方が「でも、その悩みが

  消えたら、ロボットじゃない?今はできなくても、少し余裕が生まれた時にその考えが残って

  いたらよりよいケアができるかも。」と話していて、とても共感、感動しました。


  他にも様々な感想が聞かれました。

  今回は参加者12名という小規模ではありましたが、有意義な時間を過ごすことができたかと思います。貴重な若い世代が市内の事業所で働いており、今回の出会いを機に仲間づくりの場を継続的に行なっていきたいと考えています。


「地域で暮らすということ~認知症と共生社会を考える~」(11月21日開催)

エスポワール北広島 今莊塔子

 加藤先生のお話を聞き、いつ自分が認知症になるかもしれないし、明日のことはわからないので、毎日を大切に暮らそうと改めて思いました。

  私は通所リハビリ勤務なので、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることが出来るよう、 日々在宅生活を支えていきたいです。

  認知症の方は、分からなくなった、何もできなくなったのではなく、認知症になっても分かっていて、出来る事があるので、その人らしく生活することを支えていきたいです。

  研修に参加させてもらい、お話を聞き元気になりました。ありがとうございました。


   「地域で暮らすということ~認知症と共生社会を考える~」

(11月21日開催)

北広島グループホーム四恩園 管理者 皆木有子

 認知症の人が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるために必要な視点を学んだ。家族構成の変化により高齢者の単身・夫婦のみ世帯が増加する中、地域包括ケアシステムの重要性がますます高まっていることを理解した。また、共生社会の概念として、障がいや年齢にかかわらず互いに尊重し支え合う社会づくりが求められており、その基盤として認知症基本法や障がい者権利条約の理念が紹介された。

 特に印象的だったのは、認知症の「新しい認知症観」であり、認知症になっても何もできなくなるわけではなく、本人にはできることや望みが残されているという視点である。本人の気持ちとして、「何でも忘れるわけではない」「できることまで奪わないでほしい」といった具体的な声が紹介され、支援者や家族の思い込みや過度な介入が当事者の自信を奪う可能性があることを深く理解した。また、介護者へのねぎらいの言葉がとても大切であるとのこと。介護する職員へ、また職員同士が声を掛け合うことで、一息つく時間、ほっとした気持ち、介護を継続していくうえで、理解者として、チームとしてのつながりを大切にしていきたい。そこから、これからも取り組んでいこうとする意気込みへと広がっていくと思う。

 当事者の思いを尊重し、失敗を含めた「自分でできる機会」を大切にしながら、決めつけない介護の視点、家族や地域と協力して支援していく姿勢が求められると実感しました。改めて自己を振り返る機会となりました。貴重な時間ありがとうござい ました。




「困り果ててから精神科へ相談するのか?

~もっと身近な精神科との連携」(12月3日開催)

北広島市ひがし高齢者支援センター 赤石和佳奈

 北広島市は心療内科のクリニックのみで精神科の入院施設がないので、入院も含めての相談が市外になってしまう現状から医療・介護の連携とともに精神科との連携の必要性を感じていました。本人や家族の意思を聞いてからではないと相談できないのではないかという先入観があったため「困りごとがでた段階で相談しても良い」ということが聴けたこともあり、打診や対応に困った段階でも精神科への相談がしやすくなったと思います。

  地域の方の精神科への古いイメージ (窓に鉄格子があるなど)が、受診をより遠避けているのだと今までのケースも振り返り改めて気づくことができたので、精神科が予防的な役割もあることを知ってもらうための啓発をしていくことの必要性も感じました。 医療保護入院についての同意者と後見人のお話も聞けたこと、睡眠の重要性の再認識も出来た貴重な機会でした。 精神科の相談員さんのお話を聞けたり、ご挨拶できる機会もありとても貴重な機会でした。ありがとうございます。



介護保険施設部会・グループホーム部会「看取り」研修

(12月11日開催)

グループホーム紅葉館 岩倉孝太

 今回、当施設では実施していない「看取り」について、実際に実施している施設の取り組み等に興味があり参加させていただきました。

  この研修を通じて強く感じた事は、入居者様の事をよく理解しておく事はもちろんですが、それと同時にご家族様との関係がとても重要だという事です。スムーズに同意を交わし協力を得る事が、看取りの準備や実施をしていく上で必要であると感じました。

  また、「看取り」に対して、最初はネガティブな反応をしていた職員が、ご家族の支援する姿を見て、気持ちを入れ替えて取り組むようになったという話がとても印象深かったです。

 今回の取り組み例から、実施されて いる施設の職員の皆さんがとても強い思いを持って看取り介護に取り組まれていると感じました。現在の自分自身の介護への取り組みの姿勢を見つめ直すきっかけになり、もっと入居者様に 寄り添っていかなければと思いました。


※公開講座ではありませんが、合同 研修会の感想が寄せられておりますのでご紹介します。ありがとうございました。



医療・介護連携研修会の開催について


拝啓 時下、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

  平素は、当協議会の活動に際し、特段のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

  この度、当協議会では医療・介護連携での知識向上のため、研修会を企画いたしました。

  講師として札幌市で在宅専門の調剤薬局で勤務されている薬剤師 橋場 剛氏をお招きし、介護職員が知識として持つべき薬の知識という視点でご講演いただきます。

  参加申込用紙に薬剤管理等への質問を記入する欄を設けましたのでご記入いただき、研修会内で可能な限り議論したいと考えております。

  是非多くの方にご参加いただき、学びの多い研修会をとなれば幸いです。

  季節柄ご多用とは存じますが、ご出席賜わりますようご案内申し上げます。

敬具



日  時 :令和 8 年 2 月 26 日(水) 18:30~20:00

場  所 :北広島市芸術文化ホール 活動室1・2

参 加 費 :無 料 定 員:100名(定員になり次第、締め切りとさせていただきます)

テ ー マ :「介護職員が知っておきたい薬の知識」

講  師 : region 株式会社 リジョン薬局 薬剤師 橋場 剛 氏

参 加 者 :介護保険事業所管理者・介護従事者

締  切 :令和8年2月 19 日(木)必着

申込方法:別紙参加申込書にてFAXか QR コードからお申込下さい。




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